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楽友協会えひめ シーズン2009/10開幕 第1回公演

小野 明子 ヴァイオリンリサイタル開催。
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 5月28日(木)19時より、今シーズンよりあらたに本拠となる、いよてつ髙島屋ローズホールにおいて、小野明子ヴァイオリンリサイタルが開催されました。あらたなホールでの第1回公演。正直、期待と不安が半々。 
 そんななか第一部が始まる。バッハのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第3番ホ長調。力みもなく、自然なかたちで音楽が奏でられる。ヴァイオリン、ピアノの響きともに問題はないようだ。聴衆もきっとひと安心されたことだろう。つづいて本日のメインと言えるブラームスのヴァイオリン・ソナタ 第1番ト長調「雨の歌」。この名曲を落ち着いて堂々と歌い上げる。ヴァイオリンに負けず劣らず、ピアノ伴奏も好演。拍手のなかに第一部終了。
 第二部は、うって変わって小野明子の面目躍如たるヴァイオリン・パフォーマンス。まず軽く「愛のあいさつ」で始まる。2曲目あまり耳にしないザルジツキの「マズルカ」。サラサーテに捧げられた曲というだけあって、ヴァイオリンの魅力を伝えるに充分な佳曲、そして佳演であった。つづいて有名な「スラブ舞曲」ホ短調。誰もがいつか聴いたことのある素敵なメロディーを素直に表現。ポルディーニ「踊る人形」では、踊っている人形を
彷彿とさせる。チャイコフスキーは限りなく美しく、グラズノフは大胆に、的を射た演奏がつづく。最後は、「ツィゴイネルワイゼン」。濃厚な表現である。じっくりとかみしめるように魅力あるメロディーを歌い上げた。あらためて本曲の魅力を感ずるに充分な熱演。ヴァイオリンに負けじとピアノも熱演。圧倒的なパフォーマンスのうちに終演。大拍手。
 アンコールは、「バラの騎士よりワルツ」。ウィーン国立音楽大学に学んだ彼女としては、大変思い入れの強い曲だ。荘重かつリズミカルな感情のこもった演奏を聴かせた。
 終始ヴァイオリンの高域から低域までを存分に駆使した演奏は、シーズン2009/10
の幕開けを飾るに相応しい素晴らしいものであった。

息もぴったり 小野 明子(vn)と林 澄子(pf)
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by gakuyuuehime | 2009-06-01 21:28 | 公演レポート

 

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