人気ブログランキング | 話題のタグを見る

キーシン/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(3CD)

キーシン/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(3CD)_d0083273_2263567.jpg
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ短調作品15
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19
ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品27
ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73『皇帝』

エフゲニー・キーシン(ピアノ)
コリン・デイヴィス(指揮)/ロンドン交響楽団
EMIミュ-ジックジャパン TOCE56122(3枚組) 4,500円


現代最高のピアニストとしての存在感を示したキーシンのベートーヴェンの決定盤!!

エフゲニー・キーシンのEMIクラシックスリリース第2弾は、初のベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集。
1980年代中盤に「神童」として現れたキーシンも、今や現代最高のピアニストとして存在感をほしいままにしてきた。1971年生まれのキーシンが益々充実の時を向かえ、大家としての高まりを証明するかのように、歴代のピアニストがその記録を残したベートーヴェンの協奏曲を全曲の形でいよいよ我々の前に届けてくれた。ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の録音をするということは、どんなピアニストにとっても極めて重要な出来事で、何世代にもわたり、ハイドンやモーツァルトといった古典主義を卒業して初めてロマン派に挑む際にアーティストの技量を計る試金石とされてき他といっても言い過ぎではないだろう。それだけに今回のキ-シンの挑戦は多くの注目を集めたものである。これまでにこれらの作品を何度となく演奏し、その一部についてはレコーディングもしているキーシンだが、今回最高の音楽的環境が整い、まさに絶好のタイミングとしてこの時期を選んだのである。しかもバックを務めるのが現代を代表するベートーヴェン指揮者の一人、コリン・デイヴィスと彼との 絶大なる信頼関係を築き上げているロンドン交響楽団。
その音楽性、解釈の深さと詩的な資質、高度な技術によって、世界の新世代の若きピアニストの先頭に立ち、ピアニストの系譜に新しい1ペ-ジをきざんでいるキーシンの最新録音に注目大だ!

by gakuyuuehime | 2009-04-22 22:08 | CD この1枚  

<< 欧州楽信(第14回) 文:三... 飯守泰次郎指揮/関西フィルハー... >>