シーズン2008/09 第2回公演「エルンスト・オッテンザマー クラリネットリサイタル」開催
2008年 09月 18日

9月17日(水)19時より、愛媛県民文化会館サブホールにおいて、楽友協会えひめシーズン2008/09 第2回公演となる
「エルンスト・オッテンザマー クラリネットリサイタル」が開催されました。
あいにくの雨(松山市にとっては待望の雨)でしたが、待望のウィーンフィルクラリネット首席奏者のリサイタルとあって、開演前から一般会員の期待感も一層感じられ、また市内高等学校吹奏楽団等で活躍中の生徒の皆さんの一般参加も多くあり、いつもとは少し異なった賑わいを見せました。
演奏会のほうは、まずサン・サーンスのクラリネット・ソナタから。どこかで聴いたことのあるようなサン・サーンス特有のメロディーが、ちょうど雲の上に乗ったようなふわりとした自然な音の広がりを持って奏でられた。これこそが生の音楽の魅力でしょう。1曲目から全力投球で臨む姿にこのあとの期待が膨らみます。終楽章で、もう一度この何ともいえぬ不思議な快感を覚えるテーマが奏でられ終了。
2曲目は、ブラームスのクラリネット・ソナタ第2番。聴きなれた曲、しっとりとした伝統を重んじた演奏のなかにも、やはり新鮮な感じを受ける。このあたりが名手たる所以でしょう。クラリネットの魅力を再認識させる素敵なブラームスでした。
休憩をはさんで、後半は一転して楽しいプログラム。オペラのなかの名曲をクラリネットで奏でるというもの。こちらも期待どおりの演奏で、オペラの楽しみを、そしてクラリネットという楽器の魅力を満喫できるものでした。随所にすごい技術による演奏が織り込まれているのでしょうが、それを特に感じさせず、終始音楽を楽しませてくれる、そういった感じのリサイタルでした。
いそがしい日程のなか、はるか松山まで駆けつけ、ほんものの音楽を提供してくれたオッテンザマー氏に改めて感謝。そして氏の演奏を充分にバックアップしてくれたピアノの林 澄子氏に拍手を送りたい。
by gakuyuuehime | 2008-09-18 21:51 | 公演レポート

