宮崎国際音楽祭を聴いて
2008年 06月 25日
コンサートについて、この日のプログラムは、比較的有名なラヴェルの「道化師の朝の歌」、私も大好きなチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」、プロコフィエフの最後の作品と言われる交響的舞曲Op.45、そして最後に再びラヴェルで「ラ・ヴァルス」です。指揮者はシャルル・デュトワ、オケは宮崎国際音楽祭管弦楽団です。ピアノ協奏曲のピアニストは29才の新鋭キリル・ゲルシテイン。ジャズから転向したクラシック界の“ライジング・スター”とのことですが、ジャズ出身とは全く感じさせません。デュトワ指揮ですからどうしてもモントリオールのイメージが最後まで付きまとい、CDでしか聴いたことはありませんが、色彩豊かなフランス的演奏をイメージを感じました。色彩的なツヤと感じたのは、管のメンバーではこの日の演奏ではフルートの神田さんやオーボエの古部さんでしょうか。プロコフィエフの作品は初めて耳にする曲でしたが、ドラマチックな曲でおそらくこれから何度か聴くことになる曲だと感じました。交響的と名前の通り気分的にも交響曲でしょう。それにしても贅沢なプログラムでまだ最後にラ・ヴァルスがあるんです。メインディッシュはラ・ヴァルスでしょうか?演奏者は疲れていないのか、聴く側としては贅沢なコンサートですが、演奏する側の気持ちは大変なことと感じるプログラムです。コンサートが終わって演奏者の方の何人かと食事にいく機会に恵まれましたが、やはり演奏される方もプログラムが大変だったとのことでした。
ピアノ協奏曲とラ・ヴァルスはもともと大好きな曲でしたが、この日耳に残った演奏はプロコフィエフの交響的舞曲です。美しいシーンが何度も表れ、こんな曲もあったんだと改めてプロコフィエフの作品に気づきがありました。
最後になりますが、ホールの音響も特筆すべきすばらしいものでした。音楽祭そのものを評価するには少なくとも複数のコンサートを楽しんで評価すべきでしょうから、今回はできません。しかしながら、おそらく非常にレベルの高い贅沢な音楽祭であることは間違いないと感じます。すべてのプログラムを見ても、メンバーの方から想像しても凄い音楽祭です。寄せ集めのオケは興味が無いという方は除いておそらく楽しめることは間違いないでしょう。宮崎の方が羨ましい限りです。
(上甲)
by gakuyuuehime | 2008-06-25 15:08 | 国内楽信

