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シーズン2007/08 第4回コンサート開催 

岡崎他加子 ソプラノリサイタル を聴く
岡崎他加子ソプラノリサイタル
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 今シーズンの取りを飾ったのは、イタリアで活躍中の岡崎他加子。 美しい歌声と非凡な声量の持ち主との呼び声の高い期待のソプラノである。
 前半は歌曲、後半はオペラアリアという構成で、前半まず1曲目は、だれもが耳にしたことのある「カロミオベン」。まだ少し硬い感じはあるが、その美しい歌声に期待がかかる。そしてスカルラッティの「すみれ」、ヘンデルの「わたしを泣かせてください」と人気曲が続く。ヘンデルでは、これまで聴き慣れたものとは少し感じの違う、ソリッド(無垢)な歌声が新鮮に感じた。前半一番の聴きものは、最後のリスト「ペトラルカの詩による3つのソネット」。ここで彼女は、これまで育んできた表現力をフルに発揮した熱唱。あらためてこの曲の魅力を感じさせてくれた。
 後半は、オペラアリア。ノルマから「清き女神」、トロヴァトーレから「穏やかな夜に」と名曲が続いたあと、プッチーニの作品が3曲。まずトスカより「歌に生き愛に生き」、出だしからそれまでの曲とは違う。なんと美しいソプラノか。プッチーニ独特の魅力あるメロディーを朗々と歌い上げた。続いてマノンレスコーより「ひとり寂しく捨てられて」、こちらも気持ちの籠った素敵な歌唱。 そして最後は、いよいよ蝶々婦人より「ある晴れた日に」、当会事務局長が彼女の実演に接し感激し、今回乞うてプログラム最後に取り入れてもらった曲である。ドラマティックさが加わったそのスケールの大きな歌唱に、聴衆は感動のるつぼに。大きな拍手でその歌唱を称えた。場内興奮のうちに終演。
 アンコールは、同じくプッチーニの「わたしのお父さん」。軽やかな歌声も素敵。アンコール最後は、日本の越谷達之助作曲「初恋」。日本語歌詞の歌曲は、やはりほっとする。こちらも琢木の歌詞を、一句一句大切に、説得力のある歌唱で聴衆を魅了。今シーズンの取りに相応しい、素晴らしいステージを終えた。

    

by gakuyuuehime | 2008-02-16 19:44 | 公演レポート

 

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