シーズン2007/08 第2回コンサート開催/神谷美千子バイオリン・リサイタル
2008年 01月 14日

当初予定していたコヴァチ氏のアクシデントによる欠場に伴い、急遽登場していただくこととなった神谷美千子氏。 どんな演奏会になるのか、正直期待と不安が半々といったなかで演奏会は始まりました。
1曲目、シューベルトの「ソナチネ」が演奏開始されるや否や、その不安は一気に解消しました。ひさしぶりに耳にする 真のヴァイオリンの響きです。曲の選定も的確だったのでしょう。よく耳にし、なつかしいメロディーのこのソナチネ、演奏 会で聴くことはあまりありません。このシューベルトの素敵なメロディーをいかにもヴァイオリンらしい素敵な音色で奏で てくれました。期待が膨らむ2曲目は、ドビュッシーの「ヴァイオリンソナタ」。共演の林 澄子氏が演奏後「新たな素敵な 体験が出来た。」と語っただけあってこれまで耳にする同曲とは少し感じが違う、より現代的と思われる解釈で魅了した。 たびたび「ハッ」とさせられた、圧巻のドビュッシーでした。息もぴったりのお二人に拍手。
休憩のあと後半のプログラムは、まずバッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタ3番より」。きび
しい表現の中にも名器特有 の豊麗な響きで聴衆を魅了した。つづく、ドヴォルザークの「ユーモレスク」、ベートーヴェンの「ロマンス」では、それぞれ の心癒されるメロディーを見事に奏でた。 最後は、ヴァイオリンリサイタルでは欠かすことのできない「チャルダッシュ」。 このだれもが愛する魅力的なメロディーを、彼女独自の表現で弾ききって終演。
会員の感想と事務局からのお返事
久しぶりにヴァイオリンの生音を堪能した気がします。作曲家の個性と総合的なレベルの違いによるものと思いますが、わたしの好みではベートーヴェンが抜きん出ていたと思われます。我が家のオーディオで再生するヴァイオリンとは高域の伸びと柔らかさが一番違うように思います。
確かに柔軟かつ、しっかりした音色だったですね。ベートーヴェンは、やはり偉大です。 地方在住の音楽 ファンとしては、家庭での再生音楽による楽しみに大きな比重がかかってきます。ヴァイオリン再生がやはり最大の課題となるのでしょうか。
最前列で鑑賞させて頂くことができました。揚揚として、やさしく、懐の深い音色。伴奏のピアニストのヴァイオリニストの気を計る真剣な緊張感、素晴らしかった。
ヴァイオリンソナタもピアノの好演があってこそ初めて感動の名演が生まれることを実証してくれました。
前から3列目で聴きました。とてもしなやかな現の音色 にうっとりです。ピアノの林さんと息の合った演奏をきくこ とが出来、本当に良かった。
良く息の合った好演でした。それにしても、ヴァイオリンのしなやかさは、名手、名器の為せる業ですね。ヴァイオリン好きのかたには、最高の一夜だったと思います。
神谷さんのヴァイオリン、とても良かった。サブホールは、音響効果が必ずしも良くありませんので、ヴァイオリンの音が良く聴こえることはめったにありませんが、今日はと ても美しく響いていました。演奏も素晴らしく、特に2曲目のドビュッシーのヴァイオリ ンソナタは圧巻でした。林 澄子さんとの呼吸もぴったりと合い、独特なリズム感で楽しい演奏でした。後半の小品集も
ほんとうですね。(響きの悪さを)ホールのせいにしてはいけませんね。見事に響いていたと思います。ほんものの芸術と言えるでしょう。特にドビュッシーは、きっと多くのかたが感動されたことでしょう。林 澄子の好バックアップも特筆に値します。
by gakuyuuehime | 2008-01-14 08:46 | 公演レポート

