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角南有紀ソプラノリサイタル

楽友協会えひめ シーズン20010/11 第3回公演
角南有紀ソプラノリサイタル開催
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9月8日(水)午後7時より、いよてつ髙島屋ローズホールにて、角南有紀ソプラノリサイタルが開催された。地元出身の本格歌手の登場とあって、客足は好調。開始10分前には、満席近い入りとなった。いつもと少し違ったにぎやいだ雰囲気のなか開演。まず1曲目は、彼女が好んで取り上げているというスカルラッティの「すみれ」を素直に歌う。2曲目は、モ-ツァルトの歌劇「魔笛」より「地獄の復讐が私の心に燃え」。夜の女王のアリアである。いきなりかという感じもするが、彼女の持ち味を発揮するに相応しい選曲なのだろう。さすがにその、ひとの限界に挑戦するような歌唱は、聴衆を魅了する。「岩が動かぬように」とモーツァルトが続いたあと、ヴェルディの歌曲「煙突掃除」。ここにおいて、彼女の持ち味が存分に発揮された。イタリアの空気を充分に吸っている彼女ならではの表現と思われる、すばらしい歌唱である。第1部は、「アドリア-ナ・ルクヴル-ル」より「私は神のいやしいしもべです」を見事に歌い、盛大な拍手のうちに終了。
第2部は、すべてイタリアのオペラアリアと歌曲。一層期待される。まずは、「トスカ」より「歌に生き、恋に生き」。この名曲をせつなくもしっかりと歌う。続く「トゥーランドット」より「氷のような姫君の心も」は、劇的な表現で、力強く歌う。聴衆も自然とテンションが上がってくる。つぎは、オペラを普段聴かれないかたでも、何回かメロディーを耳にしたことがあるであろう「蝶々婦人」のアリア「ある晴れた日に」。この感動的なアリアをまるでなにかが乗り移ったかのごとく全身全霊を込めて歌う。すばらしいアリアである。最後の3曲は、ナポリ民謡。イタリア特有のせつなく、美しいメロディーを見事に歌う。音楽を聴くよろこび、楽しみを感じさせる音楽である。大澤宣晃の好演とも相まって、イタリアオペラ、イタリア歌曲を堪能した。おふたかたの今後の活躍を期待する。

by Gakuyuuehime | 2011-01-22 18:25 | 公演レポート

 

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