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楽友協会えひめ シーズン2011/12 第5回公演

古川邦彦 クラリネットリサイタル

2012年2月17日(金)  19時開演  (開場18時45分)
いよてつ髙島屋 ローズホール

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     古川邦彦  クラリネット                藤井裕子   ピアノ

曲  目
  
スパーク:アイナの歌
メサージェ:ソロドコンクール
リスト:ハンガリー狂詩曲(ピアノソロ)
サン=サーンス:クラリネットソナタ
 
***************  休  憩  ***************
 
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
ピアソラ:ナイトクラブ1960
ドビュッシー:夢想(ピアノソロ)
ショパン:ノクターン20番 遺作(ピアノソロ)
ヴェルディ/ロヴェーリオ編:歌劇「椿姫」の旋律による演奏会用幻想曲

以上のようにクラリネットソロあり、ピアノソロあり、またデュオもありと、多彩なプログラムが組まれています。バスクラリネットも聴きものです。


楽友協会えひめの会員以外のかたも、1回券を購入すれば、入場できます。
お友達をお誘いのうえ、ご来場ください。大藪祐歌 ピアノリサイタルの1回券は、
   ・  一般チケット  〔 前 売 〕  4,000円
               〔 当 日 〕   4,500円 
    ・ 学生チケット          1,000円    となっています。 

 お問い合わせ、チケットの購入は、楽友協会えひめ事務局までご連絡ください。                                     (電話089-947-5677)

  チケットは、以下のプレイガイドでも絶賛発売中です。
   いよてつ髙島屋 (089-948-2727) ,  まるいレコード (089-945-0133) 
   ヤマハ松山店 (089-934-7005) ,  マツヤマ楽器 (089-933-4148)   順不同

# by gakuyuuehime | 2012-02-17 10:07 | 次回の公演の詳細  

楽友協会えひめ シーズン2011/12 第4回公演

楽友協会えひめ シーズン2011/12 第4回公演
大藪祐歌 ピアノリサイタル 開催
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 2011年12月12日(月)19時より、いよてつ髙島屋ローズホールにおいて大藪祐歌ピアノリサイタル「オールリストプログラム」が開催された。
 楽友協会えひめには、2度目の登場となる。前回は、2009年10月、松田奈緒美ソプラノリサイタルのピアノ伴奏者として登場、R.シュトラウスから、シェーンベルク、ウェーベルンといった現代作家の作品の魅力を伝えてくれた。
 ハンガリーリストピアノコンテストの優勝者でもある彼女が、満を持してソロで、それも、得意とするオールリストプログラムをひっさげての登場である。
 第一部は、難曲として知られるピアノソナタ ロ短調。そして後半は、ワーグナーにまつわるピアノ作品集を演奏するとあって期待は膨らむ。寒気のおとづれのせいか、客足は、にぶい。それでも時間ぎりぎりになって客席は、それなりの賑わいをもよおす。大藪祐歌登場。まずは、ピアノソナタ ロ短調。ピアニスト、聴衆ともに緊張の一瞬である。序奏は、慎重にしかし割りとあっさりと奏でる。そして最初のテーマが大胆に表現される。期待どおりの出だしだ。展開部においても、なめらかな音楽の流れは途絶えることなく、彼女ならではの世界が展開される。第3部の再現部でも、ダイナミックかつ丁寧な演奏は続く。最後は、それまでの起伏ある表現からうってかわって、静かに終わる。素晴らしい終曲であった。
 第二部は、暗い雲⇒悲しみのゴンドラ⇒リヒャルト・ワーグナー~ヴェネツィア⇒リヒャルト・ワーグナーの墓にと悲しみの重い世界が続く。第一部とは、うって変わって静かに感情を表現している。各曲への深い思い入れが感じられる名演といえよう。その後は、リヒャルト・ワーグナーの楽劇、歌劇からの曲をリストが編曲した3曲がつづく。「パルシファル」より“聖杯への厳かな行進曲”。厳粛な感じをピアノで見事に表現。つづく“夕星の歌”は、名旋律を大事にそして明解に奏でる。最後は、“イゾルデの愛の死”。力強い打鍵で始まり的確な表現で、徐々にワーグナーの官能美の世界へ引きずり込んで行く。そして最後は静かに終演。
 全体を通して、大藪祐歌のリストに対する強い思い入れが充分に感じ取れる、気持ちのこもったリサイタルとなった。

# by gakuyuuehime | 2011-12-25 14:53 | 公演レポート  

大藪祐歌 ピアノリサイタル

(公演当日まで最新情報として掲示されるよう設定しています。)

楽友協会えひめ シーズン2011/12 第4回公演となる
大藪祐歌 ピアノリサイタルが、開催されます。
今回は、オールリストプログラムとなっており、ピアノファンには聴き逃せません。

             12月12日(月)19時開演
             いよてつ髙島屋ローズホール

          
大藪祐歌 ピアノリサイタル_d0083273_10155960.jpg

                     ピアノ  大 藪 祐 歌


オ-ル・リスト プログラム

曲 目

リスト:ヒアノソナタ ロ短調 S.178 

***************  休  憩  ***************

~リストとワ-グナ- 『愛と死』~
リスト:暗い雲 S.199
リスト:悲しみのゴンドラ 第1稿 S.200/1
リスト:リヒャルト・ワ-グナ-~ヴェネツィア S.201

リスト:リヒャルト・ワ-グナ-の墓に S.202
ワ-グナ-/リスト編:舞台神聖祭典劇「パルシファル」より “聖杯への厳かな行進曲” S.450

ワ-グナ-/リスト編:歌劇「タンホイザ-」より 夕星の歌 “おお汝、優しい夕星よ” S.442
ワ-グナ-/リスト編:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より “イゾルデの愛の死” S.447


今年はフランツ・リスト生誕200年。その節目の年に、ハンガリ-・ブダペストのリスト音楽院で学び、ブラームス国際コンク-ルピアノ部門第2位、リスト=バルトーク国際ピアノコンクール第1位の輝かしい受賞経歴を持つピアニスト、大藪祐歌が意欲的なプログラムで臨みます。
当日最大の聴き物は、ピアノソナタ ロ短調 S.178 ですが、後半のリストとワーグナーにまつわるリスト作曲(or編曲)の壮大な音楽作品を、大藪祐歌がどう表現するか大いに興味をそそるところです。

お誘い合わせのうえ、ぜひご来場ください。

一般入場券も各プレイガイドで好評発売中です。
一般 4,000円 (当日 4,500円)  学生 1,000円

いよてつ髙島屋 (089-948-2727) ・ まるいレコード (089-945-0133)
ヤマハ松山店 (089-934-7005) ・ マツヤマ楽器 (089-933-4148) 


ご不明な点がありましたら、楽友協会えひめ事務局までお問い合わせください。
楽友協会えひめ事務局 (電話番号 089-947-5677)  

# by gakuyuuehime | 2011-12-12 10:03  

10月のリサイタル

1.イリーナ・メジューエワ ベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会

 好評のうち、オフィスアルカディアが2年間かけて取り組んできた イリーナ・メジューエワのベートーヴェン ピアノソナタ全曲演奏会も残すところ2公演となりました。
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 第7回公演 10月20日(木)19時開演  エスパス21
       ピアノソナタ 第13番、第14番「月光」、第18番、第27番
 第8回公演 10月26日(水)19時開演  エスパス21
       ピアノソナタ 第30番、第31番、第32番
なかでも、最終回となる第8回公演におけるベートーヴェン最後の3曲のソナタは、聴き逃せません。ますます円熟味をみせるメジューエワの渾身の演奏が期待されます。


2.アンヌ・ガスティネル チェロ・リサイタル ~ おおず音楽祭

 「世界の一流を低料金で」をモットーに繰り広げられてきているおおず音楽祭も25回目の公演となるそうです。関係者のご努力に敬意を表します。
 今回は、パブロ・カザルスの遺族より名器「マッテロ・ゴフリラー」を貸与され、ソリストとして活躍している女流名チェリスト アンヌ・ガスティネルが、登場します。
 10月26日(水)19時開演   会場:大洲市民会館
  ブラームス チェロソナタ 第2番 ほか
 詳細は、http://www007.upp.so-net.ne.jp/papas/shige5.htm でご確認ください。
 メジューエワのベートーヴェンチクルス最後の公演と重なるのが残念なところですが、チェロファン、お近くの音楽ファンのかたにはお薦めのライブです。
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アンネ・ガスティネルの代表作
シューベルト/アルペジョーネ・ソナタほか
レーベル   : Naive (輸入盤)
カタログNo : V5021
(HMV、Amazon.co.jp 等で通販可)

# by gakuyuuehime | 2011-10-11 10:05  

アレクセイ・トカレフ トランペットリサイタル

 楽友協会えひめシーズン2011/12 第3回公演
アレクセイ・トカレフ トランペットリサイタル_d0083273_1045071.jpg


 9月28日(水)19時より、いよてつ髙島屋ローズホールにおいて、アレクセイ・トカレフ トランペットリサイタルが開催された。
 アレクセイ・トカレフといえば、かのレニングラードフィル(現サンクトペテルブルグフィル)の首席奏者としても活躍した経歴を持つ名手。おのずと期待は膨らむ。ピアノ伴奏は、トカレフとは、長年の付き合いの佐藤勝重。こちらも、数々の入賞暦を誇る名手である。きょうは、そのソロも聴けるとあって、そちらの興味もそそる。
 まず1曲目は、バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」。この誰もが一度は、耳にしたことのある親しみやすく、やさしいメロディーをフリューゲルホーンによる柔らかな音色で奏でる。つづいてトランペットに持ち替え、クラーク「トランペット・ヴォランタリー」。トランペットらしい、晴れやかな音色を聴かせる。続いて佐藤勝重のピアノソロでドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」。クリアーな音色が新鮮で心地よい。グラズノフ「アルバム・ブラット」は、トカレフとしてはお手の物の作品だろう。見事にロシアの音楽を感じさせる。続いてふたたび佐藤勝重のピアノソロで、ラヴェル「道化師の朝の歌」。ドビュッシーとはまた違った魅力のあるラヴェルのこの曲を、明晰な表現で、よりモダンに再現する。徐々に盛り上がりを見せ、最後は、演奏者と聴衆が一体となった感じで終了。ピアノよりもオーケストラ曲で楽しむ機会が多いこの曲のあらたな(本来の?)魅力を感じさせた。
アレクセイ・トカレフ トランペットリサイタル_d0083273_1144561.jpg
このあとは、一転してエルガー「愛のあいさつ」をトランペットが甘美に奏でる。そして、ラフマニノフ「春の洪水」。構成のしっかりとしたこの曲を堂々と演奏し、前半を終了。
 後半は、チャイコフスキー「感傷的なワルツ」を美しく奏でて再開。あまり耳にしない作曲家ゲディケの「コンサート・エチュード」は、ダイナミックな佳曲。ロシアの作曲家による作品とあって、さすがの好演。続く佐藤勝重のピアノソロは、リスト「愛の夢」。ややもすると感情過多となる演奏が多いなか、楽曲を冷静に解釈していることをうかがわせる落ち着いた演奏は、好感が持てた。最後は、シャーホフ「スケルツィーノ」、シチェドリン「アルベニス風に」とロシアものが続き圧倒的な演奏のなか終了。大きな拍手の中、ふたたび登場。アンコールは、ロシアを代表する作曲家ショスタコーヴィッチ「ロマンス」。この美しく、ロマンティックなメロディーを、トランペットで朗々と奏で終演となった。(敬称略)

 フリューゲルホーンを含め、5つのトランペットを持参し、曲により使い分けたトカレフ氏からは、演奏途中、それぞれの楽器の説明も行われるなど、なごやかな雰囲気のなかリサイタルは進められました。

# by gakuyuuehime | 2011-09-30 11:06 | 公演レポート